こうも度々台風が来ると、ベランダの雨風対策に追われて、つい今年の夏の暑さも忘れがちだ。そして、これから迎える寒さには、今だ準備不足というか無頓着である。しかし、我々にとっては、夏、冬、いずれも辛い季節であることに代わりはない。もちろん、屋内にはエアコンもあるが、冷暖房のある快適な部屋は休息室のようなもので、そこで一日中息を潜めて時間を過ごせる訳ではない。多かれ少なかれ内と外の急激な気温の変化に苦しむことになる。やはり、暑い時は、わずかでも体温自体を下げる努力であったり、寒い時は少しでも体温自体を上げるなど、自らの努力で体温調整する認識も増えつつある。
人は、みんな同じように暑がりであったり、寒がりであったりするわけではない。最近の傾向としては、若者の中にも体温が低くて、寒がりが多いことが分かっている。もちろん、女性の方はもう少し寒がりのようだ。一般的には、40歳ぐらいから平常体温が低下する傾向があり、65歳ぐらいから顕しく体温が下がる。これらは、基礎代謝との関係が深いとされている。また、体温は、一日中同じでもなく、夕方が一番高体温になる。このタイミングで計測すると36.78度あたりに正規分布するそうだ。体調との関係は、基本的には体温が高い方が、免疫力も高く病気になりにくい。逆に、低体温だと様々な病気を発祥するリスクを抱える。しかし、夕方、微熱(37.5度以上)を感じたりする時は、既に呼吸器系に炎症を抱えていたりするので、注意が必要だとも言われている。
さて、これからの季節は、風邪やインフルエンザ対策も考えて、体温を上げることに気を使いたい。たくさん着込むには、自分自身が発熱できないと効果は薄いし、体の動きが鈍ってしまう。一方、シャツの上に貼り付けるホカロンは、長い時間安定的に暖かい状態が保たれる。しかし、体の末梢まで暖かくなるには時間がかかり、そこが温かくなる頃には、背中に汗をかくほどで、部位によって体温のばらつきが起こる。また、体が全体的に穏やかに暖かい状態になる生姜湯が重宝され、もっぱら近年ブームが続いている。生姜エキスを使って免疫力改善に貢献するという滋養強壮剤も店頭を賑わせている。もっとも、生姜が脚光を浴びるようになってから、生姜を使った菓子類や食材も豊富に用意されて、様々な低体温症状に対応出来るようになってきた。
今日紹介するRAIZIN という炭酸飲料もその1例と考えられる。一見して缶コーヒーのような姿で、傍から眺めて、「冷え性で生姜を飲んでいる」という、ちょっと軟弱な印象を格好悪く思う人には好都合である。生姜抽出液とビタミン剤を混合したような味で、成分としては、ビタミンB2、B6、に加え、コレステロールの抑制効果のあるナイアシン、さらに脂肪肝改善ビタミンとも呼ばれるイノシトールなどを含み、体調改善効果もありそうだ。口当たりは優しいが、飲んでいる端から自らの食道や胃の形までが認識できるような、強烈な刺激が体内を走る。生姜成分の含有率も高いと感じられる。体温上昇効果に合わせて、ありがちな運動不足にも配慮され、疲れを取り除き、漫然としたサラリーマンには、やる気が起こるような即効性もあり、よく考えられている。飲んだ後は、僅かに火照ると言うか、耳たぶが少し温かく感じられるような状態が6時間以上続く。なかなか効果が認められ、単に清涼飲料水と呼べない理由がそこにありそうだ。
ではこちら
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