「賢者の食卓」と聞くと、何か凄く体に良い食材を並べた食卓をイメージする。しかし、パッケージを開けてみると、スティックが大量に入っていた。そのスティックの中身は白い粉で、食物繊維だと言う。それを食卓に置いて、食事の度にお茶やお水に混ぜて口にする。そこに、のべつ幕無しに食物繊維を口にする姿が象徴的に見えてくる。食物繊維をたくさん採って、肥満や、血糖、血圧を低く抑えたいと考えている人にとっては、至極当然に食卓に並べる物のようだ。いくら野菜好きでも、毎日同じ野菜ばかり大量には食べられないし、新鮮で美味しい野菜は、やや高価で、今年のように天候不順と相まって、野菜の安定供給もままならない事もある。
そこで、新鮮で美味しい野菜が入手できない時にも、食物繊維を補いたいとか、あるいは、野菜好きでも食物繊維が十分でないと考える人に、この「賢者の食卓」がピッタリだ。私も、その1人かもしれない。これまで、食物繊維に関連する話題は、たくさん取り上げてきた。自らもかなり実践を積み上げてきた。それによって、効果も認めているし、無視できない栄養素であることも分かってきた。特に、体重の管理や腹部周りの制御には欠かせない。そして、もう1つ夏場特有の効果として、食物繊維が溶けている水分は吸収に時間がかかることもあって、腸内に水分を蓄積して、脱水症状を起こしにくい傾向がある。
しかし、一般論としても、まだまだ我々は食物繊維が不足しているらしい。統計的には18g(/1日)程度採る必要があるとされ、若者や働き盛りの40歳代までは、絶対量として大きく不足している。また、50~60歳以上の野菜好きの人でも、まだ十分ではないという結果になっている。大塚製薬では、食べた野菜の食物繊維が体に十分な効果を上げているかを把握するために、OUTPUTの固さ、形や色を見てチェックするようにと、HP上に案内を出している。これは、非常に分かりやすい説明である(補足1)。すると、人それぞれだが、そのOUTPUTで毎日好成績を収めるには、経験的にみて、かなり食物繊維を摂取しないといけないことが分かる。
この「賢者の食卓」は、トウモロコシ由来の食物繊維(=難消化性デキストリン)である。他社の商品では、小麦のでん粉などを使っていて、原材料の違いで効果が違うとは思えないが、トウモロコシ由来は若干甘味が加わるところが特徴だ。1包は6gになっており、1日3包摂取が目安となっている。用量は、OUTPUTを眺めながら決定するとして、用法としては、1包づつプラ包装されているので、外出時でも携帯出来る。言わば、うどんやラーメン、あるいは味噌汁など、口にする水分に加えてかき混ぜて戴くという形だ。いつでもどこでも、流行の「消費者庁許可・特定保健用食品」を携帯して、「揚げ物好きサラリーマン」にも「賢者の食卓」にしてほしいようだ。
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211684&app=WordPdf
補足1:→ https://www.otsuka.co.jp/health_illness/fiber/for_body/stool/