歳を重ねて気になってくるのが頭髪である。40歳過ぎあたりからポツポツと白髪交じりになり、いずれ遠くから望むとグレー(灰色)になる。これは、必ずしも年齢に比例するわけでもないが、若づくりのためには、修正(つまり=染める)を加えるしかない。若づくりは、自分の若いころを思い起こさせるための美術創作で、ある時は、自分に緊張感を与え、やる気を起こすのに最適である。髪を染めたから、やる気が出るわけではない。毎朝、鏡に映った若い頃に戻った自分を眺めながら、元気な時のイメージを思い出し、徐々に体の中から若さを取り戻そうとするのである。それは、ブルースリーの映画を見て映画館から出てきた人達がみんなブルースリーの格好を真似るのと似ている。「アチョ~」
また、後輩の人たちから、くたびれたオヤジになったと思われない先輩でありたい。いつも元気はつらつで「若くみえる先輩や上司」が良いに決まっている。外見が若いと考え方も進歩的に見え、提案や改善話を聞いてくれる先輩に思えるからである。しかし、逆に、疲れた先輩あるいは、老いた上司になってしまうと、発する言葉まで古臭く感じてしまうという悲惨な結果を招く。若者からしてみると、将来、こんな先輩や上司になりたくないし、「いつまでこの会社が続くか心配だ」と考えるようになる筈である。若者は何かにつけて敏感である。だから、既に髪のない人にはお勧めできないが、髪は染めてでも若さを強調するのが礼儀である。勿論、家族に対しても同じ影響がある。
お洒落という領域とは全く違う思考かもしれないが、歳を重ねると、知らず知らずのうちに自分では意識しないところで崩壊が始まっていく。その置かれた環境によっても異なるが、頭の中は一番先に崩壊が始まると言われている。髪はその氷山の一角に例えられる。自分で気をつけて、それを補っていく必要もあり、その努力はその人の姿勢や意気込みを示すものである。周囲はそういう人に、いつまでも期待し、また、期待される者はそのことで、人生を豊かにする事が出来る。・・・という構図が成立のである。
髪を染めるには、3つの方法がある。1番強力なのが、ヘアダイで、専門的に美容室で行われている。脱色した後に染色し、指定の色の髪にする(酸化染色剤)。この方法は、なかなか染めた色が落ちないのが特徴である。2番目が、酸性の染料を使って表面をコーティングするマニキュアになる。分類では化粧品である。3番目が同様に表面を染めるカラートリートメント、カラーリンスと呼ばれる商品で、手軽に染色できるが色落ちするのも早い。染色剤は、材料によって皮膚が被れたり、残り少ない髪も傷めることもあるので、相性は重要な要素といえる。よく確認してから作業を始めたい。髪は日々生えて休むことは無い、これに対しては、どうせ暇なので、こまめに手入れをするしかない。
前置きが長くなったが、割と結構な感じで続けられるヘアカラーを紹介しておきたい。歳を重ねると分かることだけれど、髪の毛は細くなるし、傷みやすくもなる。そして、何をやっても黒く戻ることはない。また、いずれ染毛作業自体すら面倒に感じられるようになる。そういう想定される現実に対して、如何にして継続するかは大きな課題と言える。そのためには、やはり、髪を傷めず、空いた時間に少しづつ重ねながら染めていく方法が良い。少々色落ちが早くても継続使用で効果が出る筈である。これは、植物性の染毛剤で頭皮に与える影響は小さい。
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