以前、といってもずいぶん前になるが、認知症に効果があるとされるアロマオイルを紹介した。これは、テレビの受け売りで、つまり、「たけしの家庭の医学」というTV番組を観て、鳥取大学の医学部の浦上克哉先生が10年も研究されて、更に臨床的にも成果も挙げておられるということから、「よし、これだ」ということで買い求めたもので、既に6ヶ月ほど毎日、午前中2時間、夜2時間程度実践してみた。効果としては、当初は、季節の変わり目にありがちな鼻水・鼻詰まりが解消されたとか、睡眠に深みが出てきて熟睡が出来るとか、最近は微妙な臭いに敏感になったり、とか、さらに頭の中もすっきりしてきたような印象がある。使っていると、いつか「スイッチが入る」というような、段違いの効果はなかったが、振り返ってみると、「実践してみて良かった」と感じられた。
その背景にあるのが、浦上克哉先生が説明された=(海馬に繋がっている「嗅神経」が最初にダメージを受けている。つまりそれが、認知症初期段階であり、何年も掛けて徐々に海馬に影響を与えていくらしい。そこで、「嗅神経」を刺激し、機能を回復させることで、初期段階から認知症の改善を図ろうとするもの)ことに、少なくとも因果関係がありそうな感触を得たという実感なのである。それだけでもなく、「気分が良い日が続く」という点で。これなら、認知症改善効果のみならず、僅かにいい香りが漂うことで心がリラックスして、やや億劫だった目標意識とか、継続性、あるいは集中力とかが、改善されて快適な日々が過ごせていることに、一種独特の心地よさと喜びを感じるようになったのである。
早い話が「ぶっちゃけ」心の中で、「エッセンシャル オイルこれは絶対体にええわ」と感じることが多くなってきた。そこでまだまだ継続すべく、専門筋の人にお願いをして、実績のある4種に加えて、今回は2種類ほど追加の商品を取り寄せてもらった。この専門筋の人とは、アロマテラピーインストラクタ等の資格保有者として、相談を受けて顧客に最適な品物を提供するという立場で、様々な商品を御自身で試されていることや、信頼できるメーカーから商品を取り寄せなど、安心安全を担保してくれる達人といえる。その達人のお話では、やはり重要なことは、その「正確な知識」と、「信頼できるオイル」を選ぶことの2点に尽きるようだ。
今回の追加 2種類とは、マンダリンとベルガモットになる。両者ともに柑橘系で、マンダリンは甘酸っぱいフレッシュ感のある香りで、初級向けのアロマとして有名。体へは、特に夏場では、消化器系トラブル等を改善し、体のバランスを整え、疲れを取り除くなどの効能があるようだ。ただ、爽やかで甘味のある薫りで、嗅ぐたびに元気が出そうだ。また、ベルガモットは、同じ柑橘系でもフルーティな香りで、とてもすがすがしい気分にしてくれる。気持が落ち込んでいたり、やる気がない時などに、元気を取り戻せる気がする。これらは、個人によってイメージや感じ方が異なるかもしれない。注意点として共通するのは、いずれのアロマも「光に対する感作用」があると言われており、アロマを嗅いだ後に直射日光に当たらないようにすることである。夏場は特に注意したい。
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211649&app=WordPdf