私が物心ついた時には、既にヤクルトはあったが、当時は、まだ乳酸菌がどっちを向いているかも分からない頃で、詳細な説明を受けたいとも思わなかったし、また、まともに説明が出来るようなお店もなかった。とにかく乳酸菌は胃腸に良いとしか聞かされなかったのである。それでも、ヤクルトは、テレビのCMではないが100年近く続き、今や日本が世界に誇る会社の1つとなった。もちろん、シロタ株も一般的になってきたし、ジョアとか、ミルミルなどの乳製品から、医療用の抗がん剤まで研究開発をする優良企業に成長している。
乳酸菌飲料がヤクルトしかなかった頃は、明らかに清涼飲料水と差別化されていて、今でいえば健康食品の様に大切な扱いをされていたが、最近は、中途半端な発酵乳製品が増えて、それらは腸内細菌の餌としては、良いのかもしれないが、正確な正確な差別化がされないまま市場に溢れている。消費者も、それらの違いを問題にすることは無い。常に小安い3~4パック物か、あるいはデザートの様な美味しい物、あるいはのが選択されて扱われている。一方、大豆飲料などでは、遺伝子組み換え輸入品大豆を使っているから危険だとか、北海道産大豆は美味しいとか、大きく原材料の違いまでを問題にする。これは、利益至上主義の米国に対する不信感の現れといえる。つまり、怪しい原材料を使っているもの、あるいは同様の製造者が作った製品は、素直に口に出来ないと言う日本人の性格が反映している。
製造者と消費者の間に存在する信頼関係の中には、長い間企業として経営を続けてきたとか、優れた商品を世にたくさん送り出しているとか、社会に貢献できる商品を提供しているなど、日本人の社会的価値観に一致することが望まれている。そういう意味で、今ではヤクルトはそのような信頼される会社なのだが、効能が目に見えにくいことによって大変に苦労を強いられた会社でもある。ヤクルトレディーなるFase to Faseの販売網を拡充して、正しい知識と効能をきめ細かく説明して、継続して飲んでもらうことで、効果を実感してもらう正攻法の戦略で、現在でもその販売形態を継続している。つまり、ヤクルトやミルミルが本当に小腸や大腸に効果的に働き、人の免疫力を改善できるという裏付けがあるからこそ出来る、唯一の証明方法だと言える。
そういう私も、先日以来、腸の調子が優れず、何か良くない感じなので、ヤクルトさんの説明に耳を傾けてみた。すると、「へーそんなこと出来るんだ」と思いながら、実践してみて驚く結果を得ることが出来た。それは、「ヤクルト200または400とミルミル」を一緒に飲むと言う裏技である。普通は、小腸も大腸も一色単に考えて、胃腸の調子が悪いとヤクルトでも飲んでおこうと考えるものだ。しかし、説明は、実は一緒に飲むと相乗効果があるというのである。つまり、ヤクルトは小腸へ、ミルミルは大腸へ生きたまま乳酸菌が届き、連携して効果を上げると言う仕掛けのようだった。なかなか商売上手のセールストークだと思いながらも、実際に試してみたら、たった2日で、効果が現れたのである。うーむ、凄い裏技だった。と言うわけで、食べ過ぎ、飲みすぎ、睡眠不足、あるいは神経の使い過ぎの方には、2つを一緒に飲むと効果が早いようだ。
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