2009/01/02

続デジタルカメラ14

 深大寺の裏には、神代植物公園(都立)の深大寺門(裏門)がある。深大寺で「粗碾そば」を食べた後は、腹ごなしに植物園に寄って散策してみてはいかがだろう。深大寺の左手山道を上れば、すぐにそこに出る(入場料500円)。ここは、面積47万平方メートルの緑地帯が広がる公園である。植物園だから、広大な空間に様々な木々(4800種類、10万株)が生息しているが、よく整理されて、計画的に配置されているので、興味のある植物にも、すぐに遭遇できる筈だ。また、漠然と歩き回りたい人にも、武蔵野の自然が楽しめるように道路が整備されている。おまけに、ここの自然では生息できない亜熱帯の草花も、温室で年中花を咲かせており、少し汗ばむ空間で、平素見慣れないベコニア等の鮮やかな「原色の花々」を見ることで、案外気分転換にもなる。さらに、場所によっては、人の手が入り、植物や木々が美しく造形されている。一方で、歴史を感じさせる大木の自然の姿もあり、四季を通じていつ訪れても、溢れんばかりの自然の美しさが楽しめる空間である。

 実はここにも、森の妖精が沢山いて、私が遊びに行くと、必ず、寄ってきて、写真撮影に良い場所を教えてくれる。最近、その妖精たちも高齢化が進み、先行きが不安になってきたので、今年は、彼らのお勧めの場所を少しづつ紹介しておこうと思う。ただ、それらは若干、創作造形風で、ちょっと定型に思えて仕方が無いが、とりあえず、何回かに分けて紹介をしてみたい。

 今頃の季節は、サラリーマンにとって、4月の組織変更などで正月休みも心境複雑な(あるときは深刻、ある時は嬉しい)季節となるわけだが、サクッと忘れて、そんなものは、運命に委ねる方がよい。その時間を有効に使って、少し矛先を変えて、晴れ々とした気持ちになっておこう。 ここでは、この時期 ロウバイ、クリスマスローズ、梅、椿、洋らん などが見頃になる。正門の近くにある植物会館では、その季節柄の催物や展示会が行われているので、覗いてみるのも良い。そうした非日常を体験すると、知らず知らずの間に、おおらかな気持ちで、自分にも素直になれる。そして、過去の人間関係も案外簡単にリセットし、新たな気持ちで新組織に対応できるはずだ。

 今日は、新年最初の画像比較なので、 神代側(深大側の反対)の正門に程近い、やはり 「それらしい」、この場所を勧められた。これも、前回同様、カメラのASA感度など撮影条件が従来と少し異なるので注意していただきたい。このシリーズはこちら。 (初めての方は、続デジタルカメラ3の本文を参照のこと)
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=0FF68288DD53524E&resid=FF68288DD53524E%21750&app=WordPdf