鰻を見ても、つくだ煮を見ても、「どうも爺くさくていけねえや」、とか、夏はもっとガッツリ食べたいという人も少なくないだろう。それなら、ということで今日は冷凍ハンバーグにしてみた。お昼前には、冷蔵庫を覗き、うーむ、今日は「デミグラソース味」にするか、いやー、「カレー味」にしようか、いやまてよ「トマト味」も美味しいしなー等、という「狭い範囲での程よい選択」を楽しむ事が出来る逸品の紹介である。ショップチャンネルの商品で、上記の3種の味の違いがセットになっている。
食欲というのは、適度に短絡しても許容してしまうように出来ていて、美味しいハンバーグを食べたいからといって、牛肉を今半まで買いに行きたいとは思わないものである。スーパーなどでも弁当のおかずは別として、単品では「味の素」等で幾つか冷凍ハンバーグは並んでいるが、所詮小安い価格という厳しい制限の中で製造されているせいか、2度目は手に取らない商品になってしまっている。一方、材料によって、美味しいハンバーグというのは、いくらでも実現可能であるという理屈は分かっていても、思いついた時から適度な時間の中で食べられる、そこそこ飽きの来ないハンバーグを選ぶ、というのが正しいバランス感覚なのである。ま、そうやって、ハンバーグ選びを通して、絶妙なバランス感覚を磨きたいものである。
さて、このような冷凍食品は、元々お母様方のために作られてきた。電子レンジによって、短いリードタイムで処理できて、子供達の空腹感に沿ったジャストインタイムで口に入れる、そんな自動車メーカーの製造システムのような仕掛けが実現できているわけである。確かに、昔は「冷凍?」といえば宇宙食のような扱いで、お味には期待をする事は無かった。しかし、ここ数年すこぶる国内の冷凍技術が進歩して、冷凍食品の品質も大幅に向上してきた。たとえ、まぐろの刺身でさえも、解凍後でも全く違和感がなくなってきたぐらいである。まして、1度加熱した食品の冷凍化は、極めて安定した食感を実現しているといってよい。特に、鰻にしてもハンバーグにしても、加熱状態が美味しさを左右する商品は、国内冷凍だからこそ、むしろ安全安心といった側面も併せ持っているといえよう。
今日の冷凍ハンバーグ3種は、家庭用から業務用まで幅広いレトルト加工食品を扱う「神戸のMCC食品」による製造で、ショップチャンネルが専売している商品である。したがって、MCC食品の製品ラインナップには存在していない。MCC食品はスーパーなどで「100時間かけたシチューとか、100時間かけたカレー」など、美味しそうなレトルト商品を取り揃えている会社である。 今日の写真では、デミグラソース味のハンバーグを解凍して(湯煎で17分)盛り付けてみた。付け合せに、ししとう、焼茄子、茹で玉子、トマトを並べてみた。美味しいデミグラソースがたっぷりとあるので、御飯の代わりに少量のパスタを絡めて食べてもらうのも良いと思う。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21737&app=WordPdf
補足 デパ地下のオリジナルハンバーグは別として、メーカー製造の冷凍ハンバーグは美味しい物は少ない。その殆どは価格に左右されている。中でも、1つには牛肉等の材料であったり、2つ目はソースの調合に関する問題点であったりする。よく調べてから購入されたい。
一方で、メーカー製としては、原材料の原産地表記があると、安心で美味しい筈だ。同社はホームページで検索する事が出来るように配慮されている。
http://www.mccfoods.co.jp/trace/top/