2014/08/29

アサイー・スムージー

   スムージーとは、野菜や果物を凍らせたものをジュースに仕上げることを指すようだ。もちろん、凍らせないで、生のままクラッシュの氷と一緒にミキサーでジュースにしても同じことだ。スムージーと言う言葉の前に緑色、黄色、紫色など、主体となる野菜、もしくは果物の色を付け加えて「緑スムージー」とか、「黄色スムージー」とか呼ぶことがある。そういう用例では、今日のスムージーは、アサイーを使っているので「紫色スムージー」と呼ばれることもある。アサイーのスムージーは、栄養バランスに優れているので人気も高い。ジュース専門のお店などでも、マンゴー系のスムージーと並んでよく売れているようだ。こういう体に優しい食品は、食欲のない夏場はもとより、季節を問わず人気が高いようだ。

  アサイーとは、ブラジル原産のヤシ科の植物で、深い紫色をした直径1.5cm程度の小さな果実。アサイーには必須脂肪酸、アミノ酸、食物繊維、ビタミンA、B、E、リン、鉄分、カルシウム、亜鉛、ポリフェノールなど、カラダに必須の栄養成分が豊富で、しかもバランスよく含まれている。また、アサイー含まれる栄養素は、ブルーベリーに良く似ており、主成分であるアントシアニンは、特に抗酸化作用に優れており、空気中に存在する風邪やウイルスなど有害成分を抑えたり、また、目にも優れた効果があると言われているため、現代人には欠かせない果実と言える。

  そのアサイーをスムージーにして飲むことで、女性は今よりずっと「美しく」なれると話題を呼んでいて、認知度がどんどん上がっている。本来は、抗酸化作用に優れ、ビタミンの壊れない生の状態でスムージーにするのが良いらしいが、ブラジル原産だと、天然物はまだ入手が難しい。そこで、こういう乾燥した商品が登場してきた。それでも十分な栄養価を含んでいる。まして、ミネラルや食物繊維はそのままだ。それに、9種類の緑黄色野菜を加えて、乾燥粉末に仕上げてあるので、これ以上望むべきもないが、この手の食品に魅力を感じるのは、平素口にしない栄養素や酵素を取り込むと、体の中で何か良い反応が起こるのではないかと期待できるからだ。

  ビタミンやミネラルなどの栄養素は、錠剤の形で摂取することもできる。しかしそれでは、今時の胃腸が弱った時期には、体に大きく負担が掛かることがある。できれば野菜や果物などの食材の形から採りたい。そもそも、アサイーに興味を持った背景は、やはり大量に含まれるアントシアニンである。その効果を期待したというのが本音である。それは、日ごろ感じる目の衰えを何とかしたいと、常々考えているからで、 先日も映画の帰りに有楽町のモアナキッチンでアサイーのスムージーを飲んだぐらいだ。この粉末状のアサイーを試してみると、意外に本物に近く酸味も程々で美味しい。胃腸の弱った今頃には丁度よい食品である。特に食物繊維が多く含まれるためか、お通じには効果があるようだ。胃腸の為に、しばらく続けてみたい。
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