休みの日には、お昼に何を食べようか困ることは多い。大してお腹も空いていないので、まあ、何でも良いと思いがちだ。しかし、その思考構造こそ間違っていて、逆だと言える。お腹が空いていないからこそ、美味しい料理を作るとか、好きなものを作って食べるべきだ。ここは、本来自分の独自性や創造性を活かす時間帯なのだ。自分自身で自分のお昼ぐらいは創作しよう。健康のためにも、お昼はしっかり食べて、夜を少なめにするのが原則だ。
仕事さえしていれば、優秀な人材と言われた時代は、すでに終わっている。会社では適度に上司に胡麻を擦りながら泳ぎ回る人こそ賢いとか、時々、出来そうもない奇想天外な事をぶち上げておけば、存在価値も出た。しかし、社会環境としては、そんなの許されないし、甘くもない。何でもそれなりにこなす「自立できる男」を必要としている。休みといえば、車やオーディオをいじったり、カメラの空シャッターを切っているようでは情けない。ボーッとテレビを観ていても時間の無駄だし、小説を読むくらいなら、書き手にならないと駄目だ。
ここは1つ「美味い料理」でも作って、周囲を驚かせてほしい。母さんからは、「お前もやっと一人前になった」と言われるかもしれないし、父さんは、「翌日、会社で息子の料理を自慢する」に違いない。これこそが親孝行なのである。安いものだ。もし、息子と二人なら、きっと尊敬されるに違いない。学校の話をしてくれるかもしれないし、「父さんなら、うちの少年サッカーチームに入れるよ」と勧めてくれだろう。美味いものが簡単に作れるマネージャとそうでない人では、歴然とした付加価値に違いがあるのだ。また、彼女を招待するにしても、「美味い料理」でプレッシャーをかけると、いつもとは違う、心地よい緊張感が生まれるに違いない。
さらに、簡単に美味い料理を作ることは、頭を鍛えることに繋がる。「適度なプレシャーを乗り越えて喜びを味わうこと」は、大脳にとって、とても有効な行為とされている。そして、大脳の血行促進にも効果がある。会社で血の巡りの悪い、気の利かない人というレッテルを張られないためにも、様々なものへ挑戦しよう。
そこで、休みは早起きして、お散歩やジョギングの後は、大型スーパーマーケットへ直行し食材を揃えてもらいたい。簡単に作れて、そこそこ美味い、そして手を変え品を変えながらも、適度に標準化して楽しめる、経済効率の良いものを作ろう。
これをご覧になると、何でこんなに回りくどい話になるのか分からないと言われそうだが。
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