今日は、「お鍋で食べる昆布」なる物を買ってきた。昆布を長手方向に細かくカットし、1人前づつ束ねたものが5束入っている。出汁にうるさい人たちにとっては、きっと、「こんなの欲しかった」としみじみ思うに違いない。また、手に取ってみるだけで次々と使い方のアイデアが広がりそうだ。説明書を読むと、その製造法に再び感心する。それは、「北海道産真昆布に、鰹節、干し海老、帆立干し貝柱、椎茸から抽出した旨味のエキスをまとわせ、極細カットされたも」のとある。それによって、簡単に素早く濃厚な「出汁」が採れるようだ。最大の特徴は、極細カットにあり、お湯との接触面積が2倍以上になっていることで、「付け加えられた旨味や昆布の養分が素早く溶け出す」ところにある。さらに昆布本体から溶け出す「ぬるぬるとした粘りは、食物繊維」なので逃さず体に採り込むのがよい。
す早く本格的な出汁が採れる、つまり、古典的な出汁の抽出方法なのに、スティック状の顆粒の出汁の素のように、迅速に出汁が採れる。これによって、味噌汁、湯豆腐、おでん等はもとより、例えば、醤油容器に、入る長さに切って浸けると数時間で醤油昆布ができる。そのまま、さらに短く裁断して、炊き込みご飯のベースになる昆布出汁として使える、うどんや麺類の出汁に追加で加えると本格的な味に仕上がるし、さらに細かく数ミリ程度にハサミ(昆布の固さからニッパーが良い)で裁断しながら漬物に掛けると旨味が生きる。まさに使い方は自由自在である。抽出時間の目安は沸騰のお湯で5分程度。出汁や養分を放出した後の昆布の姿は、4倍に大きくなり、柔らかさも増してそのまま美味しく戴くことが出きる。この「お鍋で食べる昆布」によって昆布の使い方も幅広くなるし、本格的な出汁が身近で簡単なものになりそうだ。
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